魔法少女の兄 ~下手な嘘と不良少年~
商品編號
SB0589
檔案大小
廠家
品番
日期
上架日:2018-02-09
發行日:2015-04-09
分類
日本原文
廠家Mink EGO內容東京からいくつもの路線を乗り換え、片道3時間。
栄えているのは駅前ばかりで、あとは見渡す限りのあぜ道という “よくある片田舎”。
そこが、僕らの新しい家だった。
僕は、父の仕事の都合で東京からこの片田舎に引っ越してきた転校生。
幸いにも転校先の学園ではクラスメイトたちに恵まれ、楽しい毎日を送っていた。
そして、引越してから数日が経ったある日のこと。
学園から帰ってきた僕が玄関を開けると、そこには傷だらけの妹が倒れていた。
慌てて電話を取り、救急車を呼ぼうとして……止められた。
振り返ると、そこには倒れていたはずの妹がいる。
どうして、と言いかけた僕の声は、「なんでもないから」 という妹の声に掻き消された。
傷の手当をしながら、いったい何があったのかと問い詰める。
傷は擦り傷や殴打された痕がほとんどで、それは明らかに誰かから危害を加えられた証拠だ。
場合によっては、警察にも届出を…… そう考える僕に、妹は言った。
「えっとね、あのね…… 実は、わたし……魔法少女なの!」
その目は視点が定まらず、明らかな不安と恐怖を孕んでいる。
そんな苦しい言い訳をしてまで、妹はいったい何を隠そうとしているのか。
その時の僕には、まだ何も分かっていなかった。